三島由紀夫の世界

三島由紀夫の世界、光と音で表現…東京国立博物館

三島由紀夫の世界を表現する「光と音のインスタレーション」 上野の東京国立博物館で4日夕、建物の外壁に映像を映して、作家・三島由紀夫の世界を表現するユニークな催しが始まった。

 同館内で上演されている三島作の舞台「サド侯爵夫人」の関連イベント。1925年に生まれ、70年に自決するまでの三島の生涯や国内外の出来事を、当時の読売新聞紙面や写真で振り返るほか、三島作品に登場する金閣寺や能面などの映像で外壁を彩る。

 「光と音のインスタレーション」と題し、照明デザイナー石井幹子さんが手がけた映像と、作曲家の三枝成彰さんによる音楽が、舞台とはひと味違う「三島の世界」を表現する。催しは13日まで。

(2005年11月4日23時22分 読売新聞)